昨日保護して捕獲機の中で一夜を過ごしてもらいました。
夜中の前半は、わたしはすこぶる寝つきがいいので嫁さんが見回り担当で
明け方からは、なぜか一気に寝て朝の早くから目が覚めやすい私が担当しました。
3時過ぎに捕獲機がガタガタと揺れて、中から切ない鳴き声が。
心が痛くなる。
玄関からゆっくりと飛び出していって、
「ちーちゃん、どうしたの?」
と声かけると
「うー、しゃー」と言ってから何かを訴えるように鳴きます。
で、しばらくタオル越しに「ちーちゃん、ごめんな。朝まで待ってな。」
と呼びかけて、何度も声をかけていると、鳴き声が止みます。
で、またしばらく寝るとだいたい1時間に1回くらい繰り返して朝を迎えました。
朝、一度捕獲機がえらく動くので見に行ってタオルを取ると
捕獲機の中で横になって手と足を柵に掛けて暴れていました。
で、私と目が合うとバツが悪そうに元の香箱座りになりました。
朝、どこに連れていこうかとネットで検索していると
富雄インターチェンジ近くに「イブ動物病院」というところのレビュー文に
目が留まりました。
今日は四郎君、麦君がかかりつけの病院は休診日なので探していたのです。
かかりつけの病院は家から車で2分ほどの距離。
遠いと言いつつもこちらは7~8分の距離。
大して遠くはない。
で、こちらに連れていくことを決めて用意して8時50分過ぎに家を出ました。
病院につくと駐車場には車は止まっておらず、すぐに診てもらえることに。

で、
若い先生が開口一番、
「おー成猫ちゃんやね。」
え、子猫じゃないんですね。
「たぶん5歳まではいってない。」と言いつつ
口を開けさせて、中をのぞきながら、
「たぶん1歳以上2歳くらいかな。」
そうなんや。四郎と同い年なんや。
また四郎は先住猫でありながら年下さんとは巡り合えずか。
と少し気の毒に思いました。
そして股間を見てすぐに男の子とわかりました。
で、病院でやってもらったのは、
健康診断とのみ取り、ワクチン、血液検査、便潜血検査、それに猫エイズと
猫白血病検査、おまけに去勢手術も。
健康状態良好、エイズと白血病も陰性、体重4キログラムでした。
ちーちゃんは色んな条件を考えてTNRもあり得るかと考えていましたが
懸念する条件はなく、無事我が家で迎える事となりました。


家についてケージに入れましたが、
与えたごはんには一切手をつけず、
ケージの1段目の1番奥でずっと同じ格好をしながらただ何も言わずジッとしています。
とりあえず3日くらいは放置しておくしかないですね。
時折部屋の温度確認を兼ねて、様子を見て声をかけるのを我慢強く続けます。
こちらに向ける顔には意志の強さを感じるけど、とてもチャーミングな目をしています。
早く懐いてくれて、四郎と麦とも仲良くやってくれる日を待ち望みます。
麦が珍しく、2階のちーちゃんの部屋の扉をクンクンと匂って、
そわそわと扉を押す仕草を見せます。
2週間通ったちーちゃんには一切興味を示さなかったんですが、匂いには敏感なのかも。
四郎君は相変わらずソワソワしています。

そうそう、正式な名前は娘と嫁さんによって「茶々丸」と決まりました。
ちーちゃんではなく、ちゃーちゃんになります。